サンパウロ場所での千代の富士との記念写真とサイン

1980年代から90年代初頭にかけて活躍した元横綱千代の富士の九重親方(本名=秋元貢)が7月31日、すい臓がんのため亡くなった。
九重親方は現役力士だった90年6月に、サンパウロ市のイビラプエラ体育館で2日間にわたり行われたサンパウロ場所参加のため初来伯し、同場所で見事優勝を飾った。
当時、同イベント開催に協力した兵庫県人会名誉会長の尾西貞夫氏のオフィスには化粧廻しをつけた九重親方との記念写真が飾られている。横綱が化粧廻しをつけて一般人と写真撮影をすることは稀だという。そこでの出会いをきっかけに、尾西氏が訪日した時には九重部屋を訪れるなど交流は以後も続いた。
「リオに案内した際、ヘリコプターで景色を見せたかったが、色々あって叶わず残念。滞在時間が短かかったので、ジョッキークラブにも連れて行けなかった」と悔やむ尾西氏。「弟子も多く、これからって時だったのに……」と表情を曇らせた。
サンパウロ新聞 2016年8月9日付
